F-4C-20-MC/63-7602
F-4C-21-MC/63-7702
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↑ 尾翼のチップが青い一連のF-4C5枚の写真は、1975年8月に撮影された渡辺明氏自身の手による作品であるが、ファントム全盛期のルークの雰囲気が伝わる素晴らしい写真である。翼下の白いポッドは、訓練用のSUU-20ディスペンサーでロケット弾4発を収容し、25ポンド訓練爆弾6個を懸架出来る。
↑ これまたルーク周辺のアリゾナの大地がF-4Cの背景に写し込まれたF-4C。少し高い位置からの撮影で主翼面の様子も判る。注意書きが、ここルークで教育を受ける飛行訓練生にも良く判るように、明るいホワイト色で書き込まれているのが、ルークやジョージのファントムの特徴。1979年5月に撮影されたもの。
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F-4C-20-MC/63-7601
↑ 黒レターのF-4Cは何れも1980年以降に撮影された写真で、↑のF-4C/63-7601は、1980年6月のルークで撮られたもの。
F-4C-18-MC/63-7522
↑ 10対1のキルレシオを誇った朝鮮戦争でのF-86Fの胴体を飾ったセーバーライン、1980年ルークを訪問した際も、ゲートの外にこの塗装のF-86が飾ってあった。F-5B等でも継承されたこのマーキングをF-4Cに移植したのがこの機体である。1976年3月撮影されたもので、翼下についているミサイルは、AIM-9Eサイドワインダーのダミー弾。
F-4C-16-MC/63-7426
↑ 1977年9月に撮影されたF-4Cの列線、尾翼のチップが赤のF-4C/63-7417は、550th TFTSと思われるが、背景には西ドイツ空軍のパイロット訓練に使われたF-104Gも並んでいる。
F-4C-24-MC/64-0820
F-4C-23-MC/64-0816
前ページでは、1980年2月ルーク空軍基地での58th TTW所属のF-4Cの活動を白黒写真でご紹介したが、本ページではその後、渡辺氏からご提供を受けたコレクションの中から、ルーク空軍一のエプロンで撮影された同隊の素晴らしい写真を掲載する。ページ1のイラストでご紹介した赤黄のストライプ模様や1976年当時のアメリカ建国200周年記念塗装など貴重な物も含まれており、我々ファントムファンにとっては垂涎もののスライドコレクションである。
↑ ルークAFBらしいアリゾナの情景を写し込んだこの写真、エプロンに駐機する機体のそばをこれから離陸しようとするF-4Cがタキシーして行く。
F-4C-19-MC/63-7550
F-4C 58TTW
↑ 1982年3月に撮影されたF-4D/63-7624
F-4C-22-MC/64-0677
F-4C-23-MC/64-0816
↑ 第58戦術戦闘訓練航空団は、空対空訓練の際、目標を識別しやすいように赤、黄、黒等のストライプをF-4Cに入れた。これはクリスマスに各家庭で作られる白赤のストライプの飴菓子に似ていることから「candey Cane」と呼ばれたそうである。黄色は1976年3月、赤いのは1977年9月撮影に撮影されたもの。
Wings
F-4C-20-MC/63-7624
F-4C-0-MC/63-7649
F-4C-19-MC/63-7541
↑ 1976年は1776年イギリスからの独立を果たしたアメリカ建国から200周年に当たる年であった。そこで所謂バイセンティニアル・マーキングを施されたF-4C。インテークにもバイセンマークが入っている。この年、米陸海空軍の多くの機体に同様の特別塗装が施されており、航空マニアは、それを追って各地を転戦している。この機体のシリアルは、何とF-4C/63-7676で、この番号と「1776~1976」を掛けているのである。この後ハワイ州空軍で使われた。